糖尿病治療のガイドラインとは？糖尿病治療の目標・目標値とは

糖尿病治療のガイドラインとは、糖尿病の最新の治療方法が集められているもので、糖尿病治療に関する必要なことがたくさん書かれています。主に医療現場で利用されるガイドブックです。

ガイドブックには、糖尿病患者と糖尿病予備軍に治療を行ったデータや過去のデータなどを照らし合わると、科学的根拠に基づく研究をしていますので、信頼性が高い情報が集約されています。

ガイドブックには、糖尿病に関するありとあらゆるものが書かれています。糖尿病の専門の医師ではなくても、糖尿病治療ガイドラインを読むと糖尿病を学べるのです。

糖尿病治療のガイドラインとは、正式名称「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」といいます、糖尿病治療のガイドラインには糖尿病治療の様々なことに関するガイドラインが記載されています。

2年ごとに改定版が発行されていて、2002年ごろには、他国のガイドラインを参考にするものも発行されていました。現在の改訂版は2014年のものとなっています。そのほとんどを内科医のドクターが利用しています。

理由があり、内科医のドクターは、一般的に高血圧などの生活習慣病を診療するのが多くなりますので、内科医のドクターが糖尿病治療のガイドラインを知っていると、糖尿病だとあらかじめ予測ができます。

また、薬剤師や栄養士などにも、知らせておくと、糖尿病を深く知れるだけではなく、患者に対し、どのような病状かを聞いた時に糖尿病予備軍や糖尿病にかかっているかもしれないなどといった予測をするのが可能です。

さらに、様々な糖尿病が種類別に分けられていて、診断する際のポイントや治療方法などを患者に説明するのも可能です。最新の治療方法などもわかりますので、医師にとっても信頼性があり、科学的根拠に基づいています。安心な方法なのです。

糖尿病治療の目標や目標値には、新たに変える場合もありますが、現在では、血糖値の目標値はHbA1c7.0未満としています。

糖尿病治療ガイドラインの目標では、糖尿病を発症したとしても、特徴的な急性合併症や慢性合併症などを防ぐだけではなく、糖尿病になった時になりやすい合併症も防ぎ、健康に生きている人と同じ、生活の質を保つのを目標としています。

糖尿病治療ガイドラインにも書かれていますが、糖尿病を発症している方が多くても、目標を守ると、糖尿病患者でも楽しく生活ができます。

糖尿病治療ガイドラインの目標値とは、主に血糖値を下げるのが必要とされていて、空腹時の血糖値は130mg/dL未満、食後に2時間たった後の血糖値が180mg/dL未満をおおよその目標の目安としています。

糖尿病は病院に行く事によって、早期発見できる可能性があります。糖尿病治療のガイドラインは主に、内科医が利用していて、糖尿病を知らないままで放置していても、糖尿病とは違う症状で（火傷やケガ、高血圧など）病院に行くと、糖尿病に罹っているのか分かるようにしているのです。

何か不安があったり、調子がおかしい場合には内科に行くと、糖尿病だということが分かる場合があります。変化に気が付いた時には病院に行きましょう。