巨大児が生まれる？なぜ妊娠糖尿病だと巨大児になるの？

妊娠糖尿病になると母体に異常が起き、赤ちゃんにも影響が出ます。赤ちゃんは、お母さんから栄養を貰って成長しているので、栄養を摂り過ぎる場合があります。体に多くの栄養が行き渡り、体が成長します。

巨大児が大きくなると母体に影響が出ます。普通の出産ができなくなり、難産になる恐れもあります。妊娠糖尿病は放置してはいけないものなのです。

妊娠糖尿病は、女性なら誰でもなる可能性があり、糖尿病を発症していなくてもなってしまいます。妊娠糖尿病になると巨大児が生まれる場合もあります。では、巨大児が生まれるのには、どんな理由があり、巨大児になるのでしょうか。

巨大児が生まれるのは理由があり、妊娠糖尿病になると栄養となるブドウ糖が、母体のエネルギーになりにくいので、ブドウ糖は母体と繋がっている胎児に送られていきます。

ブドウ糖を送られてしまった胎児は、最初は糖尿病ではないのでエネルギーを吸収し成長します。胎児には、栄養が送られ続け、赤ちゃんの体重は徐々に増え、巨大児となります。

巨大児を出産する際は、体重が4000グラムを超えます。栄養を摂り過ぎ、巨大児となります。妊娠糖尿病の妊婦から巨大児が生まれると、呼吸障害や低血糖が起きる可能性もあります。

巨大児によって、ただ体重が増える場合もあります。しかし、中には、生まれてから検査すると心不全や低カルシウム、黄疸が表れる時もあるので、巨大児が生まれた時は、すぐに検査をするのが大切です。

妊娠糖尿病だと巨大児になる場合は理由があり、上記でも記載していますが、栄養の取り過ぎにより巨大児になります。非対称性巨大児と呼ばれ、遺伝子が原因による巨大児とは違います。

非対称性巨大児は、妊娠糖尿病が起きてしまい、赤ちゃんが血糖コントロールを行えなくなり起こります。母体が妊娠糖尿病になると赤ちゃんも血糖コントロールが行えなくなり、肝臓や肺が腫れる場合もあります。

妊婦が巨大児のまま出産すると、鎖骨を捻挫する可能性もあり、巨大児にとってもリスクが高く、お母さんも胎児が巨大児になっているので産道を通る際に、大量に出血し、膣や会陰が裂けます。

妊娠糖尿病によって巨大児になると、体が大きいので胎盤の機能が落ちる場合があります。しかも、栄養と酸素を届けられなくなり、羊水の量が減る場合もあり、胎児がする便を飲む可能性もあります。

妊婦が妊娠糖尿病になると、カロリーコントロールを行わなくてはなりません。巨大児に栄養が行き渡り過ぎないようにする場合も、カロリーコントロールを行い、妊娠糖尿病を防いだり、血糖コントロールを行わなくてはならないのです。

しかし、巨大児の場合は、低血糖になる可能性もあるので、食事で血糖コントロールを行うよりは、インスリン療法を行うか、医師の指導の下で、治療をするのが大切です。

妊娠糖尿病は危険がたくさんあり、胎児だけではなく、母体にも影響します。しかも巨大児を出産した後も、低血糖や呼吸障害になる可能性も高く、妊娠糖尿病は非常に危険だと言えます。

妊娠糖尿病はインスリン療法を行うと血糖コントロールができる場合がありますが、妊娠糖尿病に気が付かない時は、胎児も危険な状態で、死産も考えられます。巨大児は、お母さんの血糖コントロールより、防げる場合もあるので、まずは、血糖コントロールを行いましょう。