糖尿病の入院基準とは？糖尿病の入院日数・入院期間とは

糖尿病になると、食事療法や薬物療法、運動療法など、様々な治療方法を利用して、血糖コントロールを行います。しかし、糖尿病患者の中には、入院しなくてはならない人もいらっしゃいます。

糖尿病で入院をする場合は、ほとんどの方が、「血糖値が上がり過ぎていて、糖尿病の中でも重病の糖尿病なんだ」と感じる方もいますが、入院をしてから、血糖コントロールをうまく行っている方もおります。

では、糖尿病の入院基準や入院日数、入院期間を把握して、糖尿病で入院するとしても慌てないようにするのが大切です。

糖尿病の入院基準とは、糖尿病の入院には3つの入院方法があり「通常入院」「検査入院」「管理入院」の3つがあります。全て違う意味の入院で、入院日数や入院期間も若干異なります。

通常入院は、糖尿病で血糖コントロールができていない場合や自宅で食事療法をしても血糖値が高いままの時が入院基準となり、入院になります。病気の進行状態によっては、すぐに入院して、治療が開始されます。通常入院では、生活習慣を改善し、食事療法や運動療法を積極的に行っていくものです。

また、食事療法では、必ず朝、昼、晩の3食は「糖尿病食」を食べますので、入院期間中は、食事療法を長期間行うことになります。薬物療法やインスリン療法を行いながら、入院をしますが、血糖値がコントロールできるようになった場合や血糖値が下がった際は、退院できる可能性があります。

検査入院は、血糖値や体に異常があった場合、入院基準となり、さらに深く検査をしますので、入院を行い、血糖値の動きを2時間ごとに見たり、血糖値だけではなく、尿たんぱく、糖尿病網膜症の合併症の可能性がある時に行われる眼底検査や腹部エコーなども行います。検査入院は深く検査をする入院です。

教育入院は、主に、食事療法や運動療法が行えず、生活習慣が正しくない場合に入院基準となり、食事や運動、インスリン療法などを正しく教え、自宅に帰っても入院していた時と同じ行動を取れるように徹底的に指導します。糖尿病だけではなく、合併症の症状についても、1から、詳しく説明されます。

実際に、教育入院を行った方は、血糖値が下がるだけではなく、生活習慣を正すことができ、血糖コントロールができるようになった方もいます。

糖尿病の入院日数や入院期間とは、糖尿病の入院の種類には「通常入院」「検査入院」「管理入院」がありますが、入院日数も入院の種類によって異なります。

通常入院の入院日数や入院期間は、1週間～2週間と言われています。ほとんど1週間～1ヶ月入院する方がいますが、血糖値を下げ、入院中に行っていた食事療法や運動療法を自宅でできている方が多くいます。通常入院で、血糖値が下がらない場合は、インスリン療法を行いながら、徐々に血糖値を下げていきます。

教育入院の入院日数や入院期間は、1週間～2週間と言われていますが、食事療法や運動療法を行えていない場合は、入院をして一つずつ正されていきます。ほぼ1週間で退院する方が多いですが、2週間経っても入院したままの方もいます。

検査入院の入院日数や入院期間は、2～3日程度で終わります。入院も2泊3日の方が多く、検査をしてから血糖値が非常に高く、早めに治療を行わなくてはいけない場合は、血糖値が高く、入院となりますが、問題が無い場合は、自宅に帰宅できます。

入院をしなくてはならない場合は、緊急の時もありますが、ほとんどは、検査の入院や血糖値を下げる必要があると判断された時に入院となります。入院だからといって、緊張せず、食事療法や運動療法、糖尿病のことを良く知り、生活習慣に役立てられるようにしましょう。