糖尿病とは?糖尿病の症状を自分でチェックするには

生活習慣病の中でも、脳卒中や心臓病、糖尿病などは非常に恐ろしい病で、平成19年の国民健康・栄養調査では、糖尿病が強く疑われている人は約890万人、糖尿病の可能性を否定できない人も合わせると全国には約2210万人もいると推定されています。

それほど恐ろしい病で、発症してしまえば一生付き合っていかなくてはならない病気ですが、血糖値は食事や運動療法によってコントロールすることが可能です。生活を正すことによって、糖尿病を予防することもできますが、まずは具体的に糖尿病がどのような病気で、どのような症状を引き起こす可能性があるのか把握しておかなければなりません。

日々の生活で糖尿病の症状が出ているかどうかのチェックを行いながら、糖尿病の方は症状を悪化させないことを目指していきましょう。

糖尿病とは

糖尿病とは、血糖値が非常に高くなってしまい、これによりさまざまな症状が引き起こされることを言います。

糖尿病を判断する基準として、検査が行われますが、空腹時の血糖値が126mg/dl以上、75gのブドウ糖を飲んでから2時間後の血糖値を測った際に200以上あり、これが随時200以上続いており、ヘモグロビンA1cが6.5%以上ある場合は、ほぼ糖尿病である可能性が高いでしょう。

また、糖尿病は放置しておくことによって、臓器に合併症を引き起こしてしまう可能性があり、大変危険な病なのです。炭水化物を摂取することによって、糖質を得られますが、糖質が胃の中で分解されるとブドウ糖となります。このブドウ糖が体の中のエネルギーとなり、体の中に蓄えられたり、エネルギーとして使用されます。

しかし、ブドウ糖をエネルギーに変える作業を行っているのはホルモンであるインスリンと呼ばれるもので、インスリンが減ると血糖値であるブドウ糖が増えてしまい、エネルギーとして使えなくなり、その結果、ブドウ糖(血糖値)が増えてしまうため、糖尿病を引き起こしてしまうのです。

糖尿病には種類があり、1型糖尿病と2型糖尿病、遺伝子の異常の糖尿病、妊娠糖尿病があります。1型糖尿病は、インスリンを作る細胞が壊されてしまい、体の中のインスリンが足りなくなり起こってしまうもので、子供のうちから始まることが多くあります。

2型糖尿病は、膵臓で作られているインスリンの量が少ない場合やインスリンの働きが悪くなり起こってしまうもので、インスリンの働きが悪くなるのは食事のバランスや運動不足、ストレス、遺伝、喫煙、飲酒などから発症されると言われています。

遺伝子の異常の糖尿病の場合は、他の肝臓や膵臓、感染症、薬剤などが糖尿病の原因となって発症する場合があります。妊娠糖尿病は、妊娠中に糖尿病が発見されてしまうもので赤ちゃんに合併症が表れる可能性もあると言われています。

糖尿病は、かかっていたとしても、最初は自覚症状がないため、気が付かないほうが多くあり、症状をチェックしておくことによって早期発見を目指しましょう。では、糖尿病の症状をチェックするにはどのようなことが必要なのでしょうか。

糖尿病の症状をチェックするには

糖尿病の症状をチェックするには、下のチェック表で当てはまる項目があればチェックを行いましょう。

糖尿病の症状をチェック

    ・のどが渇くことが頻繁にある
    ・トイレに行く回数が増えてしまった
    ・疲れやすくなってしまった
    ・手、足が痺れる
    ・目が霞みやすい
    ・体重が急激に減ってしまった
    ・のどの渇き
    ・全身がだるい

上記の症状のチェックに多く該当してしまう場合には発症している可能性が高いため、病院で血糖値や尿糖などを早めにチェックすることが必要になります。

このように、糖尿病は大変恐ろしい病で罹ってしまうと一生付き合っていかなくてはならない病気です。糖尿病にならないためにも血糖値を上げないことが大切です。

糖尿病は発症していても自覚症状が少ないため、こまめに症状をチェックしたり、病院で血糖値や尿糖のチェックを行いましょう。糖尿病のほとんどは、生活習慣の乱れによって引き起こされてしまうため、生活習慣を正し、糖尿病にならないのが大切です。

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