本態性高血圧と二次性高血圧とは?二次性高血圧の種類とは?

年齢を重ねるにつれて、血圧が気になるという方も多いと思いますが、高血圧は大きく分けると、本態性高血圧と二次性高血圧の2つに分類されるということをご存知でしょうか。

高血圧を気にしている方であっても、自分がどちらのタイプの高血圧に当てはまるのかよく分からないという方も多いでしょう。

そこで、本態性高血圧と二次性高血圧について、また二次性高血圧の種類についてまとめました。

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本態性高血圧と二次性高血圧とは?

本態性高血圧と二次性高血圧とは、高血圧を大きく2つに分類した際の名称となります。まず、本態性高血圧とは、簡単に言うと原因が明らかではない高血圧です。

また、二次性高血圧は、何らかの病気が原因で高血圧症状が現れている場合、つまり原因が明確な高血圧のことを指します。

本態性高血圧とは?

本態性高血圧とは、一次性高血圧とも呼ばれ、原因がはっきりと特定出来ない高血圧症状です。日本人の高血圧患者の場合、おおよそ8割~9割の方が本態性高血圧だと言われています。

本態性高血圧は、原因が特定出来ないと言っても、原因が全く分からないというわけではありません。本態性高血圧の原因は、主に食生活の乱れや運動不足、喫煙やストレスなどの生活習慣的な要素、あるいは遺伝的な要素だとされています。

二次性高血圧とは?

二次性高血圧とは、体の臓器や器官に何らかの疾患や異常があり、それが原因で高血圧症状が現れるタイプです。日本の高血圧患者では、おおよそ1割~2割の方が二次性高血圧だとされています。

二次性高血圧は、本態性高血圧とは異なり、原因がはっきりしていますので、原因となる病気などを改善することで高血圧症状も改善されます。

二次性高血圧の種類とは?

二次性高血圧の種類は、原因となる病気や疾患ごとに、腎性高血圧、血管性高血圧、内分泌性高血圧、薬剤誘発性高血圧の4つに分けられます。

腎性高血圧

腎性高血圧は、腎炎などの腎臓の病気や腎動脈の動脈硬化などが原因で起こる高血圧症状です。

血管性高血圧

血管性高血圧は、大動脈縮窄症や大動脈弁閉鎖不全症など、心臓、あるいは大動脈の疾患や異常が原因で起こる高血圧症状です。

内分泌性高血圧

内分泌性高血圧は、褐色細胞腫や原発性アルドステロン症など、ホルモンの異常が原因で起こる高血圧症状です。

薬剤誘発性高血圧

薬剤誘発性高血圧は、非ステロイド性抗炎症薬やうつ病の薬、心臓病の薬など、血圧を上昇させる作用のある薬が原因で起こる高血圧症状です。

このように、本態性高血圧と二次性高血圧はそれぞれ原因が異なる高血圧となります。本態性高血圧の場合は、生活習慣や遺伝が主な原因となりますので、まずは生活習慣を見直すことが大切になります。

ただ、二次性高血圧の場合、高血圧症状を改善するためには、原因となっている体の異常や疾患を治療する必要があります。

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