高血圧の合併症とは？高血圧合併症の種類とは

若い方はそれほど気にしたことはないかもしれませんが、中高年の年代になってくると、やはり高血圧が気になりますよね。

健康診断の際に、お医者さんから血圧が高めになっていると注意を受けている方も多いのではないでしょうか。

高血圧になると何が怖いかと言うと、やはり高血圧によって引き起こされる様々な合併症ですよね。

そこで、高血圧の合併症について、また高血圧合併症の種類についてまとめました。

高血圧の合併症とは、高血圧になることで発症する病気のことです。高血圧は血圧が高い状態を指しますが、血圧が高くなることで様々な病気を発症するという点が高血圧の怖いところなのです。

高血圧になると、動脈硬化を引き起こし、脳や心臓など体の重要な器官に影響を与えます。そして、合併症を引き起こしてしまうのです。

特に高血圧は、サイレントキラーとも呼ばれ、気づかないうちに病気が進行しているケースも少なくありません。

高血圧は日本の国民病とも呼ばれており、日本人にとってはかなり身近な病気ではありますが、軽く考えていると合併症を発症して取り返しのつかない事態になる可能性もありますので、しっかりとケアすることが大切なのです。

高血圧合併症の種類は様々です。高血圧による合併症は、血圧が高くなり、動脈硬化が進行することで起こります。

そして、高血圧合併症は、心臓や脳、腎臓など体の様々な場所で発症します。他にも、体のあらゆるところで高血圧の合併症は起こりますが、特に負担の大きい心臓や脳、腎臓に関する合併症は多いと言えます。

心臓に関する高血圧合併症としては、心筋梗塞や狭心症、心肥大や心不全などが代表的です。高血圧は心臓に多大な負担が掛かりますので、最悪の場合は心不全になり、心臓の機能が停止する恐れもあるのです。

脳に関する高血圧合併症としては、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などが挙げられます。高血圧は当然脳の血管にもかなりの負荷を掛けることになりますので、高血圧と脳の病気には非常に深い関係があると言えます。

腎臓に関する高血圧合併症としては、タンパク尿や慢性腎臓病、腎不全などがあります。腎臓は血液をろ過したり、老廃物を排出するといった役割の他に、血圧を調整する機能もあります。そのため、血圧が高くなると、腎臓の機能を阻害しさらに血圧の調整が出来なくなるといった状態になってしまいます。

その他の高血圧合併症としては、眼底出血や網膜静脈閉塞症、大動脈解離や大動脈瘤、抹消動脈疾患などがあります。高血圧は、体の臓器だけではなく、血管自体への負担も大きいものがありますので、こういった合併症が発症するのです。

高血圧の合併症は、自覚症状がほとんどないままどんどん進行してしまうケースが多いため、気が付いた時にはもう手遅れの状態になっている場合もあります。

ただ、高血圧の合併症は、早い段階で病気を発見し、適切な治療を行うことが出来れば、回復も可能です。

そのため、高血圧と診断された場合は、特に自分では体の不調がないと思っていても、定期的に検査を行い、合併症を見過ごさないようにすることが大切です。

また、もちろん高血圧と診断された時点で、自分で高血圧の改善に取り組めば、合併症を発症するリスク自体を下げることが出来ます。

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