歯磨きが原因で糖尿病になる?歯周病で血糖値が上がる理由は?

ほとんどの方が、朝と夜には毎日歯磨きをしていますよね。また、昼食後にも歯磨きをするという方も多いでしょう。

ただ、毎日の習慣である歯磨きが糖尿病をはじめとする重大な病気の原因になる可能性があることはあまり知られていないでしょう。

普段何となく歯磨きをしている方は、歯磨きの重要性をきちんと理解しておく必要があります。

そこで、本当に歯磨きが原因で糖尿病になるのか、また歯周病によって血糖値が上がる理由は何なのかについてまとめました。

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歯磨きが原因で糖尿病になる?

歯磨きが原因で糖尿病になる可能性はあります。

ただ、歯磨きそのものが糖尿病を引き起こすというわけではなく、歯磨きの仕方が間違っていたり、適当に手を抜いて歯磨きをしている場合に、糖尿病を発症する原因になってしまいます。

歯磨きをしていても、歯の汚れや歯石がきちんと取り除かれていないと、歯周病になるリスクが高まります。

そして、歯周病こそが血糖値を上昇させ、糖尿病の発症に繋がる原因になるのです。

歯周病で血糖値が上がる理由は?

歯周病によってなぜ血糖値が上がり、糖尿病になるリスクが高まるのかというと、歯周病によって発生する歯周病菌が主な原因になります。

そもそも歯周病は、プラークと呼ばれる歯垢が歯周ポケットに溜まることで起こります。プラークは、細菌が歯の表面に付着したものですが、細菌の中には歯周病菌も含まれています。

そして、歯周病菌を含む細菌が歯と歯肉の隙間で増殖することで、歯周病を発症するのです。

歯周病が糖尿病を引き起こすメカニズム

歯周病になると、歯周病菌が歯茎に侵入し、歯肉に炎症が発生します。

炎症が起こると、毒性のある炎症物質が分泌され、血管を通して全身に行き渡ります。

歯周病によって発生した炎症物質には、血糖をコントロールするインスリンの働きを阻害する作用がありますので、血糖値が上昇し、糖尿病を発症しやすくなるのです。

歯周病があると糖尿病の症状が悪化する?

歯周病は糖尿病の原因にもなりますが、糖尿病を発症してからも歯周病をそのまま放置していると、症状をどんどん悪化させることになります。

というのも、歯周病を治療しない限り、インスリンの働きを妨げる物質が分泌され続けることになりますので、血糖値も改善しません。

また、高血糖の状態が続くと、歯を支えている骨の吸収が促進されますので、歯と歯肉の隙間が空いて歯周病も悪化しやすいという悪循環に陥ってしまうのです。

歯周病患者は糖尿病予備軍の可能性が高い

歯周病を患っている人は、歯周病でない人に比べて血糖コントロールが上手くいっていません。

そのため、仮に今現在糖尿病だと診断されていない場合でも、将来的に糖尿病になりやすい糖尿病予備軍である可能性が高いと言えます。

歯周病は今や日本の国民病とも呼ばれており、成人の8割程度が歯周病を患っているとされています。

歯周病は自覚症状のない方も非常に多く、気が付いたら症状が悪化しているケースも少なくありませんので、歯の健康はもちろん、糖尿病を予防するためにも定期的に歯のケアをすることが重要となります。

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