糖尿病だと感染症にかかりやすい?感染しやすい病気の種類や症状は?

糖尿病になると、糖尿病神経症や糖尿病網膜症などの合併症を発症しないように注意しなければならないということは一般的にもよく知られていますよね。

ただ、糖尿病の方が合併症以外にも十分に気を付けなければいけないのが風邪やインフルエンザをはじめとする感染症なのです。

そこで、糖尿病だと感染症にかかりやすいのか、また糖尿病患者が感染しやすい病気の種類や症状についてまとめました。

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糖尿病だと感染症にかかりやすい?

糖尿病になると、感染症全般にかかりやすく、症状も重症化しやすいとされています。

なぜ糖尿病の方が感染症になりやすいかというと、高血糖の状態になることで、白血球などの免疫力に関わる機能が低下するためです。

免疫力が低下することで、外部から侵入した細菌やウイルスに抵抗する力が弱くなり、症状を発症してしまうのです。

感染症というと、風邪やインフルエンザが思い浮かびますが、感染症には他にも肺炎や膀胱炎、結核や歯周病など様々あり、糖尿病の方はありとあらゆる感染症にかかりやすくなります。

糖尿病患者が感染しやすい病気の種類や症状は?

糖尿病患者が感染しやすい感染症としては、尿路感染症や皮膚感染症、歯周病や呼吸器感染症、胆のう炎などが代表的です。

また、糖尿病の方が感染症にかかると、糖尿病でない方に比べて症状が重症化しやすくなります。

特に、糖尿病の症状が重い方、血糖値が上手くコントロールできていない方の場合は、感染症の症状も進行しやすい傾向があります。

尿路感染症

    尿路感染症は、糖尿病の方がかかりやすい感染症の中でも特に発症率が高くなります。具体的には、膀胱炎や腎盂炎、腎盂腎炎などが尿路感染症に該当します。
    尿路感染症の症状としては、排尿痛や残尿感、陰部のかゆみや頻尿、発熱や寒気といった症状が見られます。

皮膚感染症

    皮膚感染症としては、白癬(水虫)やカンジダ症などが代表的です。皮膚感染症は、唇や爪、陰部など全身の様々な箇所に起こります。また、足の白癬(水虫)が重症化して壊疽になる場合もあります。
    皮膚感染症の症状としては、皮膚のかゆみや痛み、ただれ、口内炎などがあります。

歯周病

    歯周病はあまり感染症というイメージがないかもしれませんが、細菌の感染による慢性感染症です。
    歯周病の症状は、歯茎の腫れや痛み、出血や膿、口臭などがありますが、歯周病が進行すると歯茎が下がって歯がぐらつき、最終的に抜けてしまうこともあります。

呼吸器感染症

    風邪や気管支炎、肺炎や結核などが呼吸器感染症に該当します。特に結核は、糖尿病患者の方がかかりやすい感染症です。
    呼吸器感染症の症状としては、のどの痛みや咳、発熱や関節の痛みなどがありますが、重症化すると胸の痛みや呼吸困難になる場合もあります。

胆のう炎

    特に胆石がある糖尿病患者の方がかかやすい感染症が胆のう炎です。糖尿病の方は、胆石がある方が多くいますので、胆のう炎の発症率も高くなります。
    胆のう炎では、発熱や上腹部の痛みなどが主な症状になります。

感染症は糖尿病患者の死因第3位

糖尿病の方は、糖尿病でない方に比べて感染症にかかるリスク、症状が重症化するリスクが非常に高くなります。

たかが感染症だと軽く考えている方もいるかもしれませんが、糖尿病患者の死因に関するある調査によると、感染症は1位のがん、2位の血管障害に続いて第3位となっています。

そのため、糖尿病の方は、合併症に注意する必要があるのはもちろんですが、感染症を発症した場合も命に関わる危険性があるのです。

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