血糖値スパイクとは?チェックする方法は?血糖値スパイクはリスクが高い?

血糖値スパイクとは、食事の後の短時間のみ血糖値が急激に上昇する状態を指します。

血糖値スパイクの場合、食後の時間を除く普段の血糖値は正常となりますので、なかなか気が付きにくい症状となります。

ただ、血糖値が急激に上がる血糖値スパイクは、体への負担が大きく、非常にリスクが高い症状だとされていますので、注意が必要です。

そこで、血糖値スパイクや血糖値スパイクをチェックする方法について、また血糖値スパイクのリスクについてまとめました。

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血糖値スパイクとは?

健康な人でも食後は緩やかに血糖値が上昇しますが、血糖値スパイクの方は、食後の1時間~2時間に限って血糖値が急激に上昇します。

一般的に、空腹時の血糖値はおおよそ80~100mg/dl程度となります。また、正常な方の食後の血糖値は、高くても130~140mg/dl以下までしか上昇しません。

しかし、血糖値スパイクの方の場合は、食後の血糖値が140mg/dl以上にまで、一気に跳ね上がるのです。

そして、食事をしてから1時間~2時間程度経過すると、また正常な血糖値に戻るというのが血糖値スパイクの特徴です。

血糖値の急激な上昇、下降を繰り返す血糖値スパイクを放置しておくと、いずれ血糖値が下がらなくなり、糖尿病に移行する可能性が高いとされています。

血糖値スパイクをチェックする方法は?

通常の健康診断では、空腹時の血糖値を測定しますので、血糖値スパイクが判明する可能性は極めて低いと言えます。

血糖値スパイクかどうかを確認するためには、食後1時間~2時間の間の血糖値をチェックする必要があります。

そのため、血糖値の数値で厳密に判断する場合は、病院で食後30分から1時間程度で採血をし、血糖値の状態を確認することになります。

ただ、これまでの調査から、血糖値スパイクを起しやすい人の特徴がいくつかありますので、まずは自分が当てはまるかどうかチェックしてみると良いでしょう。

血糖値スパイクを起こしやすい人の特徴

血糖値スパイクを起こしやすい人の特徴はいくつかありますが、ます挙げられるのが、食べるのが早い、いわゆる早食いの人です。

また、朝食を食べない、炭水化物中心の食事をしている、いつも満腹になるまで食べるといった人も血糖値が急激に上昇しやすくなります。

他には、運動不足の人や睡眠時間が短い人、また親や兄弟、親戚などの身内に糖尿病になった人がいるといったことも血糖値スパイクを起こしやすい人の特徴です。

中でも特に、よくイライラする人、食後に急激な眠気に襲われるといった人は、血糖値スパイクが起きている可能性がありますので、要注意です。

血糖値スパイクはリスクが高い?

血糖値スパイクの人は、糖尿病を発症しやすいだけではなく、他にも様々なリスクがあります。

血糖値スパイクは、動脈硬化を進行させますので、心筋梗塞や脳梗塞などで死に至る可能性もあるのです。

また、インスリンの影響で認知症やがんを発症させるリスクも高くなりますので、血糖値スパイクは非常に危険な症状だと言えます。

突然死のリスクが高まる

    血糖値の急激な上昇を繰り返すことで、血管がダメージを受けると、動脈硬化が進行します。動脈硬化が進行すると、血流が悪化して細胞も傷つき、様々な臓器に悪影響を及ぼします。
    そのため、心筋梗塞や心不全、脳梗塞や脳出血などの重大な病気が発症しやすくなり、突然死に至ることもあるのです。

認知症のリスクが高まる

    食後に血糖値が上がると、すい臓からインスリンが分泌されて血糖値を下げ、正常な状態に戻してくれます。しかし、血糖値スパイクで急激に血糖値が上昇すると、通常のインスリンの分泌量では血糖値が下がらず、すい臓ではさらに多量のインスリンを分泌させます。ただ、インスリンが過剰に分泌されると、アルツハイマーの原因物質を蓄積させることになり、認知症の発症リスクが高くなるのです。

がんのリスクが高まる

    インスリンには、細胞を増殖させる作用があります。そのため、血糖値スパイクによってインスリンが過剰な状態になると、がん細胞も増殖する危険性が高いとされています。

血糖値スパイクは若者や痩せている人も要注意

血糖値スパイクは、健康診断などでは判明しない場合も多いため、はっきりとは言えませんが、現在20代の若者の5人に1人は血糖値スパイクだと言われています。

また、血糖値スパイクは、肥満体型の人だけではなく、痩せている人でも起きている可能性があります。

そのため、糖尿病とは無縁だと考えている若い年代の方、あるいは痩せ型の方も自分では気が付かないうちに血糖値スパイクを繰り返している危険性があるのです。

血糖値スパイクは、放置すればするほど、様々な病気のリスクが高くなりますので、自分は大丈夫だと過信せずに、少しでも思い当たることがあればきちんと確認しましょう。

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