高血圧の運動療法とは？血圧の改善に効果的な運動の種類、頻度や時間は？
高血圧の運動療法とは、運動によって血圧を下げ、正常な血圧に戻すための高血圧治療です。
高血圧の治療法としてまず始めに行われるのは、食事療法と運動療法です。食事や運動といった基本的な生活習慣を改善することで血圧を下げる目的があります。
ただ、運動療法と一言で言っても、高血圧の改善にはどういった運動が有効なのかよく分からないという方も多いでしょう。
そこで、高血圧の運動療法について、また血圧の改善に効果的な運動の種類、運動を行う頻度や時間についてまとめました。
食事制限不要！たった5分の簡単ストレッチだけで血圧が下がる！
高血圧の運動療法とは？
高血圧になる原因は、塩分の摂りすぎや肥満、喫煙や飲酒、ストレスや加齢など様々ありますが、主な原因の1つとして運動不足が挙げられます。
運動不足になることで、肥満や過度なストレスを引き起こし、より高血圧になるリスクが高まってしまうのです。
高家圧治療における運動療法の効果はこれまで様々な研究によって実証されており、運動をすることで、血圧を下げる作用のあるホルモンの分泌が活性化するため、血圧の上昇を防ぐ効果が得られることが分かっています。
つまり、運動療法は高血圧の改善には欠かせない有効な治療法だと言えるのです。
血圧の改善に効果的な運動の種類、頻度や時間は？
血圧の改善に効果的な運動の種類は、有酸素運動です。
高血圧の運動療法では、歩くことと同程度の強度の運動を1回につき30分～60分以上、1週間に3回以上行うことが推奨されています。
普段あまり運動をしない人でも気軽に始められる有酸素運動としては、ウォーキングやランニング、水中運動や水泳、サイクリングや体操などがあります。
運動をする際には、自分の体調を見ながら、適切な頻度や時間で行うことが重要となります。
ウォーキング・ランニング
-
ウォーキングを行う際には、1回1時間程度、歩数としては1日1万歩程度を目安にすると良いでしょう。歩く際には、腕を大きく振って足を上げることを意識するとより効果的です。
また、ジョギングやランニングのように軽く走る場合は、1日30分程度が目安になります。
水泳・水中運動
-
水泳を行う場合は、1回30分程度を目安にしましょう。また、泳ぐのではなく、水中歩行などの水中運動をする際も1回30分～60分程度の時間を心がけると良いでしょう。
水泳や水中運動は、陸上で運動をするよりも膝や腰への負担が軽減されますので、あまり筋肉が無い人、関節が強くないという方にもおすすめです。
サイクリング
-
サイクリングも簡単にできる有酸素運動の1つです。サイクリングの運動時間の目安は1日1時間程度です。
ジムに行って自転車をこぐということでも良いのですが、日常的な移動の際に車ではなく自転車を使うと、運動量がかなり増えるでしょう。
体操
-
ウォーキングや水泳などの運動が難しい方、激しく体を動かすことが出来ない方は、簡単なラジオ体操やストレッチから始めましょう。
体操をする際には、出来るだけ体を大きく動かすことを意識し、1日1時間程度を目安に行うと良いでしょう。
高血圧の運動療法の注意点は？
高血圧の運動療法は確かに降圧効果が期待できますが、高血圧患者であればだれでも運動療法を取り入れても良いということではありません。
高血圧の症状が重度の方、また心不全や狭心症といった心疾患のある方は自分の判断で運動をしてはいけません。
また、高血圧の運動療法は、自分の高血圧症状の程度や年齢、体力によって無理のない範囲で行う必要があります。
無理な運動は逆効果となる場合もありますので、注意が必要です。
運動で高血圧は改善できる？
適切な運動をすることで、血圧が上がりにくくなりますので、運動療法は高血圧の改善には効果的です。
ただ、運動療法は、1日2日行えば良いというものではなく、効果を得るためには長期的に継続して行う必要があります。
そのため、きちんと運動を続けることができれば高血圧の改善も十分に期待できますが、3日坊主で終わってしまったり、運動をしたりしなかったりという状態では効果は期待出来ません。
また、いくら運動をしても、食生活が乱れていたり、喫煙やアルコールなどの他の要因によって高血圧リスクが高まる場合もあります。
運動が苦手な人におすすめの高血圧改善法
体を動かすのが苦手で運動が続かないという方におすすめなのが、福辻式の高血圧下げるDVDです。
福辻式の高血圧下げるDVDは、たった5分間の簡単なストレッチをするだけですので、どんなに運動が苦手な人でも続けることができます。
また、家の中で簡単にできるストレッチとなりますので、公園やスポーツジムに出かける必要もなく、出不精の方にもおすすめです。
