糖尿病性腎症を早期発見するには?糖尿病性腎症を検査するには

糖尿病の合併症として発症する糖尿病性腎症は、進行がかなり進んでいる段階で発見されるということが多くあります。

これは、腎臓に表れる病気や症状の自覚症状が少ないためです。しかし、糖尿病の治療には、この糖尿病性腎症をできるだけ早期発見していかなければなりません。

しかも、糖尿病だとわかってからも、病院で治療を受けない人が非常に多く、若い人でも会社や学校があるからといって治療しない人もいますが、これを何年も続けてしまうと年齢が高くなった頃に、糖尿病性腎症になっている可能性もあります。

糖尿病性腎症は早期発見しなくてはいけないものなのです。

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糖尿病性腎症を早期発見するには?

糖尿病性腎症を早期発見するには、尿の状態の変化と血糖値の変化を把握しておく管理が必要となります。

「腎症前期」と言われる第1期と「早期腎症」の第2期では、症状などの不調から自覚することはできず、尿検査でなければ糖尿病性腎症による蛋白尿が出ているかどうかは分かりません。これが「顕性腎症前期」と言われる段階の第3期以降になってしまうと、食欲不振や満腹感、動くと息苦しくなるといった不調が表れます。

また、第2期の段階であれば、まだ早期なので元の状態に戻すことはできますが、第3期になってしまうと、以前のように戻すことはできません。この段階では治療と言っても、悪化させないための手段しかとることができないのです。

そのため、糖尿病性腎症を早期発見するには、定期的な検査を受けていくことが非常に重要なのです。

糖尿病性腎症を検査するには

糖尿病性腎症を検査するには、主に尿と血液、画像検査の項目が必要となります。

尿検査

尿検査では、尿たんぱくの有無を調べます。ただ、早期腎症を調べるには通常の尿たんぱくの検査ではなく、通常よりも微量のアルブミン尿の有無を調べます。3回の検査のうち2回以上、アルブミンとクレアチニンの比が随時尿で30~299mg/gCrの範囲であれば、早期腎症と判断されます。

血液検査

血液検査では、病期の分類や腎機能を測定します。血液検査は、まず血液中のクレアチニンと尿のクレアチニンを測定してからクレアチニンクリアランス値を求める方法と、クレアチニンと年齢によって推算する方法の2つがあります。

画像検査

画像検査では、腹部超音波検査によって肝臓が萎縮していないかどうかを検査することができます。ちなみに、この検査では、糖尿病腎症だけではなく、腎臓がんなどの疾患を発見することにもなります。

このように、糖尿病性腎症の早期発見には、血糖値の管理と定期的な尿検査や血液検査、画像検査をする必要があります。

重大な合併症を引き起こしてしまわないための対策は、命に関わってくるためしっかりと行わなくてはならなりません。発見を遅らせないためにも、糖尿病の方にはこれらの検査が非常に重要となっているのです。

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