糖尿病性網膜症を早期発見するには?網膜症を検査するには
糖尿病性網膜症は、糖尿病で起きる合併症ですが、糖尿病網膜症は放置すると失明に至る合併症があります。
糖尿病性網膜症は、糖尿病に罹ってから6~7年くらいに起きる可能性が高く、早期発見をするのが非常に大切です。
また、糖尿病性網膜症は初期症状が余り見られませんので、早めの検査をする必要があります。
糖尿病網膜症は非常に分かりにくく、例えば「黒い点が見える」と言った方が眼科に行った結果、網膜剥離になっていた場合もありますので、糖尿病網膜症はしっかりと把握するのが大切です。
糖尿病性網膜症を早期発見するには
糖尿病性網膜症を早期発見するには、自覚症状が表れにくくなりますので、まずは検査を行い、異常を発見する必要があります。早期発見をすると治療した後の成功率は非常に高くなります。では、網膜症を検査する際に必要なのはどのようなことでしょうか。
網膜症を検査するには
網膜症を検査するには、精密眼底検査を行う必要が有ります。
精密眼底検査
精密眼底検査は、目薬を差し、瞳の収縮を抑え、目に光を当てて眼球の内側を観察します。眼球の内側から、検眼鏡といった検査を行う装置と眼底カメラと呼ばれるものを利用し、網膜に張り巡らされている毛細血管が、破損していたり、出血は無いか等を調べます。
精密眼底検査の場合は、初期症状で起きるといわれている小さな出血まで、見つけられますので、早期発見が可能です。しかし、普段の眼底検査の場合は、精密に検査を行う必要が有りますので、見つけられる可能性は低くなります。
糖尿病になった際には、精密眼底検査が必要になります。糖尿病は、自覚症状が余り見られませんので、もしかしたら、糖尿病性網膜症を発症する可能性もありますので、精密眼底検査を定期的に受けるのが非常に大切です。
糖尿病網膜症の検査を行わずに放置すると、自覚症状があまり見られませんので「急に目にすすが掛かっているように見える」「赤い膜のようなものが見える」目に異常な症状が出た場合は、ほぼ視力は戻らないでしょう。早期発見をする際には、精密眼底検査は非常に必要です。
糖尿病と医師からの診察を受けた時には、早めに眼科に行き、眼科から定期的に通うのが非常に重要です。早期発見を行うと、糖尿病網膜症は抑えられる可能性が非常に高いのです。
定期検査を受けるだけで、失明になるリスクは低くなりますので、時間が無いとしても、必ず精密眼底検査は受けられるでしょう。精密眼底検査を受け、早期発見を目指すのは大切です。
糖尿病網膜症は、日本人でも非常に失明率が高い病気になりますので、目に不思議な違和感を感じた時には、早めに病院に行くようにしましょう。

