糖尿病患者の熱中症対策は？夏の熱中症を予防する効果的な方法や注意点は？
糖尿病の方は、健康な方に比べて脱水症状を起こしやすく、熱中症になるリスクが高いと言われています。
実際に、夏場に熱中症で病院に搬送される方の中には糖尿病患者も多く、特に高齢の方は注意が必要となります。
では、糖尿病患者が熱中症を発症しないためには、どういったことに気を付ければ良いのでしょうか。
そこで、糖尿病患者の熱中症対策について、また糖尿病の方が夏の熱中症を予防する効果的な方法や注意点についてまとめました。
糖尿病患者の熱中症対策は？
糖尿病患者の熱中症対策としては、まず血糖値のコントロールをしっかりと行うことです。
血糖値が上手くコントロールできていないと、尿の量が増えやすくなりますが、のどが渇いて多量の水分を摂取しても、尿として排出してしまい、体内の水分量は改善されません。
すると、さらにのどが渇き、また水分を摂って尿が出るという悪循環に陥ってしまいます。
そのため、糖尿病の方の熱中症対策としては、大前提として血糖値のコントロールをきちんと行うことが重要だと言えます。
糖尿病は熱中症のリスクが高まる？糖尿病患者が夏に脱水症状になる原因は？
夏の熱中症を予防する効果的な方法や注意点は？
近年日本は猛暑になっていますので、夏の熱中症は、糖尿病の方に限らず、健康な方も十分に注意する必要があります。
ただ、糖尿病患者の方は、熱中症を発症するリスクが高くなりますので、より気を付ける必要があります。
熱中症を予防する方法としては、まず第一に水分補給を怠らないこと、気温や湿度をチェックすることなどが基本となります。
ただ、糖尿病の方は、血糖コントロールを悪化させないために、摂取する飲み物にも注意が必要です。
こまめに水分を補給する
糖尿病患者には、年配の方が多く、暑さやのどの渇きに敏感になっているケースも多くあります。
また、夜間にトイレに行くことを避けるために、夕方から夜にかけて水分を控えるという方もいますが、寝ている最中にも汗によって体内の水分は減っています。
そのため、日中や運動する前後はもちろんですが、夜寝る前にもコップ1杯～2杯程度の水分を飲むようにすることが大切です。
また、糖尿病の方は特に、のどが渇いてから大量の水を飲むのではなく、のどが渇いていなくてもこまめに水分を摂ることが重要です。
スポーツドリンクは避ける
夏場の水分補給として、水ではなくスポーツドリンクを選ぶ方も多いかもしれませんが、糖尿病の方には適していません。
スポーツドリンクは、水分の他に体に必要なミネラルを摂取することができますが、塩分や糖分も多量に含まれている場合が多くあります。
糖質が多いスポーツドリンクは、当然血糖コントロールを悪化させる原因になりますので、糖尿病の方は避ける必要があります。
糖尿病の方の水分補給は、水やお茶、もしくは糖質制限されたスポーツドリンクにするようにしましょう。
エアコンや扇風機で温度を調節する
高齢者の方は、暑さに鈍感になっているケースも多く、温度や湿度の高い室内で長時間過ごしている場合があります。
ただ、室内であっても、湿度や温度の高い環境にあると、熱中症になるリスクは高まります。
そのため、仮にそれほど暑いと感じていない場合でも、温度や湿度をきちんとチェックして、エアコンなどで室温を調節するようにしましょう。
糖尿病患者は夏の血糖コントロールが重要！
糖尿病や高血圧などの持病がある方、また高齢者や小さい子供は熱中症弱者と呼ばれ、熱中症になるリスクが高いとされています。
そのため、糖尿病の方、特に高齢者の方は、暑い夏場の熱中症に人一倍注意する必要があるのです。
糖尿病患者が熱中症を予防するためには、水分補給などの一般的な熱中症対策ももちろん大切ですが、やはり血糖値のコントロールが一番重要です。
血糖コントロールが悪化していると、水分が排出されて、脱水症状を起こしやすくなりますので、糖尿病の方はまずは血糖値の改善を心がけましょう。
血糖値の改善におすすめの方法
夏場の血糖値のコントロールにおすすめなのが、藤城式糖尿病治療法です。
藤城式糖尿病治療法は、運動や薬を一切使用せずに、手軽な食事療法のみで血糖値を改善する方法です。
暑い夏は運動をするのが辛い、あるいは体力的に厳しいという方も多いでしょう。また、無理をして体を動かすことで熱中症になる危険性もあります。
そのため、簡単な食事療法のみとなる藤城式糖尿病治療法は、夏にぴったりの高血圧改善方法なのです。
