小児糖尿病の割合は?小児糖尿病の特徴・小児糖尿病の付き合い方
小児糖尿病は、2歳~12歳未満の小児の時期に発症する1型糖尿病や2型糖尿病ですが、親御さんにとっては、お子さんが小児糖尿病を発症させるかもしれないと、非常に心配になります。
小児糖尿病はこれまでにどのくらいの割合で発症するのかの割合も気になるかもしれません。
また、この小児糖尿病は、もし発症した場合でも、初期症状などの特徴を知っておくことができれば、早いうちに対処するできるものです。
もちろん、この小児糖尿病を予防することも重要となりますので、糖尿病とのうまい付き合い方を見つけて実践していくべきです。
小児糖尿病の割合とは
まず、小児糖尿病の割合は、10万人に2~3人となっていますが、糖尿病を発症しているそのほとんどが1型糖尿病に当てはまります。
10歳未満で糖尿病を発症した97%が1型糖尿病、2型糖尿病とその他の糖尿病が残りの3%、15歳未満の年齢で見てみるとほぼ50%ずつに分かれます。
小児糖尿病のほとんどは1型糖尿病だと言えますが、もちろん2型糖尿病の場合もありますので、割合が分かっていても自己判断などで決めつけず、きちんと診断してもらうのが重要になります。
また、小児糖尿病にはいくつかの特徴があります。様々な特徴から治療や発見に繋がりますので、しっかりとポイントを抑えておきましょう。
小児糖尿病の特徴とは
小児糖尿病の特徴とは、小児糖尿病の特徴は大きく分けて4つ挙げられ、合併症が起きたり、肥満や遺伝的要素による原因、インスリンの働きが関係しています。
合併症を起こしやすい
小児糖尿病の特徴は、1型糖尿病よりも合併症を引き起こします。小児糖尿病は、2型糖尿病を発症する場合だと、自覚症状が表れにくく、治療に取り掛かるのが遅くなるのが関係しています。
肥満が関係している
尿に異常があるだけではなく、小児でも肥満体型の場合には、糖尿病になりやすい傾向があります。
遺伝的要素が強い
2型糖尿病を発症する原因には、近親者が関係しているのが多く見られます。
インスリンの働き
インスリンは十分に分泌できていても、かえってその分泌が多い「インスリン抵抗性が強い」状態になります。
そもそも子供が糖尿病と自覚するのは難しいものです。治療が遅れると合併症を引き起こす確率が高くなってしまいます。
ちなみに、小学校や中学校などでは尿検査が行われているのは、症状が自覚しにくい2型糖尿病の症状を検査するもので、尿に糖が出ていないかをチェックします。
また、肥満も関係していますが、小児の時期は成長期でもありますので、摂取するエネルギーが不足しないように注意が必要となります。もちろん、肥満に加えて遺伝的要素もありますので、食生活を改善するのが基本です。
小児糖尿病は糖尿病の中でも特に、インスリンの働きに特徴があります。インスリンは血糖値のコントロールを行うホルモンですが、量がたくさんになりすぎても血糖値を高くする場合があり、糖尿病だけではなく動脈硬化と言われる深刻な状態まで進行させる場合があります。
小児糖尿病は親御さんなどの保護者がしっかりと理解するのが重要になります。理解と取り組みにより、お子さんの成長に合わせて糖尿病治療が左右すると言えます。
小児糖尿病との付き合い方
小児糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病、またはその他の糖尿病がありますが、どの場合でも日々の食事は非常に重要なものとなります。
この時期は体が成長していきますので、こまめな食事の調整が必要となります。そこで、必要な栄養とカロリーを考えた食事には、食事だけで血糖値を下げる藤城式食事法DVDを取り入れていくのが大切です。
藤城式食事法では、必要なカロリーの摂取ができるメニューとなっていますが、面倒なカロリーの計算をしなくても作れるものとなっています。作る人にも負担のかかることのない食事となっているので、ご家族全員で積極的に取り入れていくことができるでしょう。
極端に食事の量を減らすだけではなく、きちんと糖尿病に適切なメニューを取り入れていくことで良くしていくことができるでしょう。そのためにはこの食事療法を活用することがおすすめです。