妊娠糖尿病の血糖値の基準値は?妊娠糖尿病の数値・正常値は?
妊娠糖尿病になると体にも症状が起きますが、血糖値はどのくらいにコントロールするのが良いのでしょうか。妊娠糖尿病だとしても、血糖値が低い人はインスリン療法などを行うと低血糖になる可能性があります。
妊娠糖尿病だとしても人それぞれによって、血糖値の高さは違う場合があります。妊娠糖尿病は赤ちゃんにも症状が表れる時があり、巨大児や呼吸障害などを起こす可能性もありますので、早期発見する必要があります。
血糖値を測る際には、基準値を超えていないかを確認し、超えている場合は、早めに診察してもらわなくてはなりません。
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妊娠糖尿病の血糖値の基準値は
妊娠糖尿病の血糖値の基準値は、妊娠糖尿病だと診断される目安は、ブドウ糖で負荷をかける試験を行い、75gのブドウ糖で最初が92mg/dl以上、1時間に測った値が180mg/dl以上、2時間後に測った値が153mg/dl以上のどれかになっている際には、妊娠糖尿病と判断されます。
妊娠糖尿病の検査は妊娠糖尿病になりやすい方は受けなくてはならない可能性があります。
基準値とは
食事などの時間に関係なく血糖値を測ります。基準値が100mg/dlとなりますので、基準値を超えていた場合には、妊娠糖尿病の血糖値の検査で利用されている、ブドウ糖を使った検査を行います。
また、朝食前の血糖値を測った場合に70~100mg/dlで食後2時間に血糖値を測った場合、120mg/dl未満の場合は、基準値に達していますので、妊娠糖尿病ではありません。しかし、基準値を超えている場合には、75gのブドウ糖検査が行われます。
妊娠糖尿病の数値・正常値は?
妊娠中には、血糖値をコントロールしなくてはなりませんが、インスリンを打たなくてもいい場合も中にはあります。数値が低い場合はインスリンを打つことで、血糖値がさらに下がってしまうため、低血糖になる恐れがあります。
妊娠糖尿病の数値とは
妊娠糖尿病の数値とは、妊娠中、空腹時には100mg/dl以下に保ち、食後2時間でも120mg/dl以下に保たなくてはなりません。また、HbA1cは5.5%以下にコントロールを行い、医師の指示を聞き、食事療法かインスリン療法なのかを確認します。
インスリン注射を打つ時には、1日に4回~7回ほどを自分で血糖値を測ったり、毎食に行わなくてはいけない項目がたくさんあります。妊娠糖尿病の数値を安定するには、自己管理が非常に大切です。
妊娠糖尿病の正常値とは
妊娠糖尿病の正常値とは、入院中に測るだけの血糖値だけでは、変動を把握できませんので、血糖値は自分で確認して、治療を進めるのが大切ですが、血糖値を確認する際は、妊婦が必ず毎日毎食後に行わなくてはいけませんので、気を付けて進める必要があります。
妊娠中には、HbA1cなども利用しますが、HbA1cではなくグリコアルブミン(GA)なども利用します。グリコアルブミンですが、主に糖尿病の検査などに利用されます。この中に含まれているアルブミンは様々な働きを行うたんぱく質で、栄養素だけではなく、ホルモンなどを運ぶ役割を行っています。
アルブミンが血液中にあるブドウ糖とくっつくと、グリコアルブミンができます。グリコアルブミンは、通常の妊婦の場合はGA11.5~15.7%となりますが、GA11.5~15.7%を超えると、新生児に合併症を起こす場合があります。
妊娠後期の際には、目標の値が15.8%となっていますので、目標にしなければ、巨大児などが生まれる可能性が高くなります。母親の血糖値が高くなっていると同時に赤ちゃんも血糖値は高い可能性が出てきます。
血糖値は正常に保たなくてはなりませんが、血糖値以外のHbA1cやGAなども高くしてはならないのです。
毎日計測することが大切
血糖値は、日に日に変動しますので、必ず測定を怠ってはいけません。HbA1cよりもGAのほうが信用性があり、基準値ではない場合には、ブドウ糖検査が行われ、妊娠糖尿病と言われる結果が多くなります。
インスリン療法や食事療法が行われますが、妊娠糖尿病の検査は、数値によって決まりますので、必ずしもインスリン療法が行われるわけではありません。基準値から高くなると、赤ちゃんも合併症を起こしやすくなります。
医師に毎日計測しなくてはならないといわれている場合には、必ず計測を行い、血糖コントロールを行っていくのが大切です。