糖尿病の合併症発症率とは?合併症の割合・確率・頻度とは
糖尿病を発症してから、約10年から15年の間に合併症が発症するといわれており、治療を行わなくては、じわじわと病気は進行していきます。
また、糖尿病には自覚症状が余りなく、合併症の初期症状も余り感じられませんので、合併症になる方も多くいます。
合併症になると、最終的には死に至る可能性は非常に高く、糖尿病は放置しておくと必ず、3大合併症に罹る率は高くなります。
糖尿病を放置しておくと、どのくらいの割合、確率、頻度で発症するのかを把握するのが大切です。糖尿病と宣告された場合は、すぐに治療をする必要があります。
糖尿病の合併症発症率とは
糖尿病の合併症発症率とは、約20代~40代の糖尿病患者約1249名を調べた時は、医師が糖尿病神経障害があると判断するのは約37%で、糖尿病網膜症は約23%、腎症は約14%となります。
神経障害などは、年齢が重なるにつれ増える傾向があり、血糖コントロールができていない方ほど、合併症が増えるという傾向が見られていました。
しかも、若い人でも糖尿病が進行すると、糖尿病になる場合がありますので、糖尿病を発症した後は、放置すると、血糖コントロールができなくなり、放置すると合併症を引き起こす原因にもなります。
合併症の割合、確率、頻度とは
合併症の割合、確率、頻度とは、医師から糖尿病と言われ、合併症が発症した場合の割合は、糖尿病神経障害は非常に多く、約11.8%、糖尿病腎症が約11.1%、糖尿病網膜症は約10.6%となっていました。糖尿病は合併症がありますので、治療に通っている方は、半分以上でした。
合併症になっても治療に通えていない方もいるという場合が多く、他の合併症を発症する確率もあるという場合があります。糖尿病神経障害を20代で発症する方は約14%でしたが、70代で発症する方は、約42%にもなります。
年齢が経つにつれ、発症率は高くなります。しかも、血糖コントロールができていない方ほど、高確率で発症するケースが多くなります。
糖尿病の合併症発症率は非常に高く、糖尿病の合併症を発症する方は、血糖コントロールができていない場合や10年から15年のうちに、発症する場合があるといった傾向が見られています。
糖尿病の合併症は、自覚症状があまりありませんので、早めに気付くのが難しくなります。見落としがちですが、糖尿病と診断された場合は、血糖コントロールができるように、しっかりと治療を行いましょう。合併症の発症率は高く、治療をせず放置すると、さらに悪化しますので、まずは、血糖コントロールをするのが大切です。