糖尿病性腎症とは?糖尿病性腎症のステージ・ガイドラインとは

糖尿病の合併症として挙げられるものに、糖尿病性腎症というものがあります。

また、糖尿病にはステージ(段階)があります。これは糖尿病性腎症などの合併症を予防することや改善していくために確認していくことが重要となっています。

糖尿病性腎症になってしまうことによって、体にさまざまな変化が現れますが、これらは症状が悪化していくごとに、出てくる症状も増えていきますが、糖尿病性腎症の場合は症状が出てしまった際は、早めに病院に行かなくてはなりません。

治療をすることによって治る段階と、人工透析を行わなくてはならないこともあるため、症状が出た際にはすぐに病院へ行きましょう。

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糖尿病性腎症とは?

糖尿病性腎症とは、糖尿病によって腎臓に表れる症状です。

腎臓の役割

腎臓は、体に不要な老廃物を含む血液をろ過して、尿として体外へ排出することと、キレイになった血液を体内に戻すという重要な役目を持っています。この時、血液をろ過するのが腎臓の糸球体と呼ばれる場所で、毛細血管の塊で出来ています。

しかし、高血糖の状態が続いてしまうと血管障害が起きてしまい、ろ過がうまくできなくなってしまいます。すると、たんぱく質などが尿として体の外に出てしまうのです。これが糖尿病性腎症です。

ちなみに、このたんぱく質の尿は蛋白尿(たんぱくにょう)というもので、これが大量になると血中の蛋白濃度が低下してしまい、むくみや高血圧、老廃物を排出する機能が低下してしまうようになります。これは、別の症状へ移行してしまう恐れがあるものです。

糖尿病性腎症のステージ・ガイドラインとは

糖尿病を予防し、合併症の予防と改善のためには自分の糖尿病のステージ(段階)を確認していくことが重要とされています。そのステージ判定には3つの項目があり、空腹時血糖値と尿アルブミン値、血清クレアチニン値が使われます。

ステージは1~6まであり、ステージ1では初期糖尿病段階、ステージ2では糖尿病だけで合併症がまだ表れていないと判断されます。以降は糖尿病の合併症を発症している場合で、ステージ3は軽症糖尿病合併症、ステージ4では中等度糖尿病合併症、ステージ5では重症糖尿病合併症とされています。

さらに、ステージ6は糖尿病で合併症の末期の状態で、血液透析の治療を行っている場合です。
それ以前のステージごとにおいて予防法や取り組みがあり、改善のために実践していかなければなりません。

また、糖尿病を研究している機関からは、医師やメディカル向け指導書としてガイドラインが刊行されていますので、それに沿った治療が行われていくことになります。

このように、糖尿病性腎症は糖尿病の合併症の中でも引き起こされやすいもので、その他の合併症にも通じてしまうことがあります。

そのため、自身の糖尿病のステージを知ることで、その進行を抑えて予防していくことができます。糖尿病の合併症には、十分な予防や対策が必要とされているのです。

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