高血圧の基準とは?高血圧の正常値・正常域血圧とは
健康状態を知る時の手段に、血圧を測定した数値が基準となります。血圧の測定をすると高血圧や低血圧の判定もできます。
特に、このうちの高血圧は病気の原因になりますので、低血圧よりも重視するべきものとなります。しかし、高血圧はどのような基準や正常値が定められるでしょう。
高血圧になると様々な病気を併発する可能性がありますので、血圧の測定を行い、ご自身の血圧を知っておくのが大切です。また、高血圧の基準値を把握しておくと、高血圧の予防に繋げられる場合があります。
高血圧の基準とは
高血圧の基準とは、血圧は測定して数値を出せますが、高血圧に当てはまるかという基準が決められています。高血圧の基準は、WHO(世界保健機関)などの世界で定められた基準もありますが、日本国内では「日本高血圧学会」が日本人向けに発表しています。
日本での高血圧の基準
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収縮期血圧140mmHgまたは、拡張期血圧90mmHg以上
日本での高血圧の基準の数値目標に、血圧をコントロールしていき、高血圧の状態になるのをできるだけ避けるのが重要とされています。
高血圧の正常値とは
高血圧の正常値とは、日本高血圧学会による高血圧治療ガイドラインとして、血圧の数値によって分類が行われています。
正常域血圧
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至適血圧:収縮期血圧120未満 かつ 拡張期血圧80未満
正常血圧:収縮期血圧120~129 かつ/または 拡張期血圧80~84
正常高値血圧:収縮期血圧130~139 かつ/または 拡張期血圧85~89
高血圧
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1度高血圧:収縮期血圧140~159 かつ/または 拡張期血圧90~99
2度高血圧:収縮期血圧160~179 かつ/または 拡張期血圧100~109
3度高血圧:収縮期血圧180以上 かつ/または 拡張期血圧110以上
(孤立性)収縮期高血圧:収縮期血圧140以上 かつ 拡張期血圧90未満
高血圧の基準を超えると高血圧と判定されますが、細かく見てみると高血圧の程度によって分類されます。高血圧の分類は、病気や症状などのそれぞれに応じた治療が必要になりますので、血圧を測定した際にチェックする必要があります。
ちなみに、高血圧の基準は大規模な縦断的調査結果を元に、データの裏付けがあって決められています。日々の測定で高血圧かどうかのチェックを行う際には、高血圧の基準と正常値を把握するのが必要になります。
高血圧の基準は、日本国内で定められた数値があり、高血圧の正常値にもそれぞれの分類によって、異なる数値が定められています。
血圧が一定よりも高くなっている場合であれば、早めに手を打つのが最優先となりますが、普段から血圧を測定し、数値の管理をしておくのも必要となります。日々の血圧の測定の際には、数値も意識して健康状態を把握するのが大切です。
毎日血圧を測るだけでも、血圧の上がり下がりは分かるようになりますので、まずは、体の血圧を知り、日に日に図っていくと、健康状態を保てる可能性があるかもしれません。