血圧を下げるサプリメントとは？サプリメントで血圧が下がるの？

高血圧になると、合併症だけではなく、急に死に至る場合もあります。高血圧を下げる場合は、治療や生活習慣に気を付けて血圧を下げている方が多くいます。

中には、サプリメントに血圧を下げる成分が含まれていますので、サプリメントを摂取して、血圧を治そうと考えている方もいらっしゃいます。高血圧の予防のサプリメントには、様々ありますが、血圧が下がるかは分かりません。

では、血圧を下げるサプリメントで高血圧は下がるのでしょうか。

血圧を下げるサプリメントとは、血圧を下げる成分が含まれているサプリメントです。飲むと血圧が下がりやすくなったり、体のサポートをする場合もあります。

高血圧を下げるサプリメントに含まれているのは、オレウロペイン、アリシン、DHAやEPA、ペプチドなど様々な成分です。

オレウロペインは、脂肪の元とも言える、悪玉コレステロールを抑え、心臓の冠動脈の病気を予防する作用があります。オレウロペインは、オリーブに多く含まれています。

アリシンは、殺菌や抗菌成分が含まれているだけではなく、コレステロールを抑えたり、再発を軽減できる可能性もあります。アリシンはニンニクに多く含まれていると言われ、アリシンをサプリメントで摂ると、動脈硬化が軽減される場合もあります。

DHAはCMなどでも聞きますが、ドコサヘキサエン酸と呼ばれ、細胞膜を柔らかくする作用があり、血管の壁が柔らかくなると、血管が拡張され、血流が良くなります。

しかも、善玉コレステロールを増やしたり、動脈硬化を緩和する可能性がありますので、サプリメントとして摂られている方が多くいます。

EPAは、エイコサペンタエン酸と言われ、DHAと似ていて、同じような効果があります。DHAと違いがあるのは、心疾患を減らせる場合があるということです。

タウリンもCMやテレビなどでよく聞きますが、ノルアドレナリンの分泌を抑える働きがあります。タウリンが無い場合は、交感神経が活発に働き、血圧が上昇しやすくなりますが、タウリンを摂ると交感神経を活発にさせない効果がありますので、血圧の上昇を防げる場合があります。

ペプチドは、血圧を上昇させる酵素を、抑える働きがあると言われています。

サプリメントで血圧が下がる場合もあります。しかし、サプリメントは高血圧になってからではなく、あくまで予防として飲んだ方が良いのです。しかも、一緒に飲むと吸収が悪くなるサプリメントもあります。

降圧薬を飲まれている方がサプリメントを飲むと、逆に血圧が上がってしまったり、血圧が下がる場合もあります。ご自身に合ったサプリメントを見つけるのに時間も掛かります。

何度も同じサプリメントを購入しなければなりませんので、費用は何回も掛かります。サプリメントで血圧が下がる場合もありますが、血圧が下がるまでに、どのメーカーかどの成分のサプリメントかを決めなければなりませんので、サプリメントで血圧を下げるよりも、食事や生活習慣を変えて血圧を下げたほうが良いのです。

サプリメントは薬ではありませんが、サプリメントを飲んで血圧が少しでも下がった場合、長期間下がると勘違いして、飲み続けた結果、上がっていたという場合もあります。サプリメントで高血圧を治そうと考えるのはよくありません。