腎血管性高血圧とは?腎血管性高血圧の原因とは?

高血圧は、大きく分けるとはっきりとした原因が分からない本態性高血圧と原因がはっきりしている二次性高血圧に分けられます。

二次性高血圧は原因が分かっているため、治療することが可能な高血圧とも言えます。そして、二次性高血圧には原因ごとにいくつかの種類があります。二次性高血圧の中のひとつが腎血管性高血圧です。

そこで、腎血管性高血圧とはどういった高血圧症状なのか、また腎血管性高血圧の原因についてまとめました。

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腎血管性高血圧とは?

腎血管性高血圧は、腎性高血圧とも呼ばれる高血圧の一種です。腎血管性高血圧は、高血圧になる原因が判明している二次性高血圧に分類されます。

本態性高血圧と二次性高血圧とは?二次性高血圧の種類とは?

腎血管性高血圧は、腎臓に繋がっている腎動脈が狭くなることで起きる高血圧です。腎動脈が狭くなると、当然腎臓への血液の流れも損なわれます。

そうなると、腎臓は体の水分が不足していると判断し、体内に水分を蓄積しようと働きますので、結果として血圧が高くなるのです。

また、腎動脈が狭くなり、腎臓へ届く血液が減少すると、腎臓は血液量を増やそうとレニンという物質を積極的に作り出します。

レニンには血圧を上げる作用がありますので、レニンが多く生成されればされるほど高血圧になるということです。

腎血管性高血圧の原因とは?

腎血管性高血圧の原因としては、直接的には上記で記載した通り、腎動脈が狭くなることです。

ただ、なぜそもそも腎動脈が狭くなるのかという点については、主に動脈硬化症、線維筋性異形成、大動脈炎症候群という3つの病気が大きく関わっている可能性が高くなります。

動脈硬化症

動脈硬化症とは、加齢によって動脈が硬くなる、あるいは動脈の中にコレステロールなどが蓄積されて血管が狭くなる症状です。動脈硬化症は腎血管性高血圧を発症する原因として特に多いと言えます。

線維筋性異形成

線維筋性異形成とは、動脈の壁を作っている筋が上手く形成されず、血流が悪くなる病気です。線維筋性異形成は、比較的若い女性に多くみられるという特徴があります。

大動脈炎症候群

大動脈炎症候群とは、腎臓に繋がる動脈に炎症が起きる病気で、線維筋性異形成と同じく若年層の女性に多いとされています。

腎血管性高血圧は自覚症状がない?

腎血管性高血圧には自覚症状がほとんどありません。そのため、何かしらの症状から腎血管性高血圧を疑うというのはかなり難しいと言えます。

ただ、これまで何ともなかったのに突然血圧が上昇した、あるいは高血圧症状が短期間で急激に悪化したという場合、腎血管性高血圧を発症している可能性があります。

腎血管性高血圧は腎動脈が狭くなることで起きるというはっきりとした原因が分かっている高血圧症状です。

そのため、腎血管性高血圧は、特定の原因が分からない本態性高血圧とは違い、原因を解消出来れば高血圧症状も改善出来ます。

腎血管性高血圧の発症率は、高血圧患者全体の3%前後とそれほど高いわけではありませんが、もし腎血管性高血圧が疑われるようであれば、症状が悪化する前に適切に処置をすることが重要となります。

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