高血圧と寿命の関係は？高血圧患者は短命？血圧が高い人の余命や平均寿命は？

高血圧は心筋梗塞や脳梗塞など、様々な合併症を引き起こす恐ろしい症状ですが、実際に高血圧は寿命にどの程度の影響を及ぼすのでしょうか。

正常な血圧の人と高血圧の人では、やはり血圧が高い人の方が寿命が短く、短命だというイメージがありますよね。健康で長生きをするためにも、高血圧と寿命の関係についてきちんと確認しておきましょう。

そこで、高血圧と寿命の関係について、高血圧患者は短命なのか、また血圧が高い人の余命や平均寿命についてまとめました。

高血圧は寿命に大きく関係します。ただ、高血圧だからといって必ずしも短命というわけではありません。

高血圧でもきちんと血圧を改善すれば、寿命が短くなるということはありません。

ただ、何も対処をせずに放置して、長期間高血圧の状態が続くと、体に大きな負担が掛かります。

また、高血圧によって引き起こされる脳卒中などの合併症も、高血圧の患者が短命になる要因になると言えるでしょう。

血圧が高い人の余命は、正常な血圧の人よりも短くなります。

東京衛生学園講師の小川卓良さんが発表した研究データでは、高血圧を放置すると余命がかなり短くなるという結果が出ています。

特に、30代で高血圧になり、そのまま血圧が改善されない場合は、正常な血圧の人よりも16.5年も余命が短くなっています。

もちろん、個人差はありますので一概には言えませんが、高血圧の方の平均寿命は5年～15年程短くなると言えるでしょう。

※35歳の平均余命は男性のデータのみとなります。

高血圧はそのまま放置すると、寿命が短くなる大きな原因となります。ただ、血圧が改善されれば、極端に短命になるということはありません。

そのため、血圧が高いと感じたら、健康で長生きをするためにも早めに改善することが大切です。

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