高血圧は漢方で改善できる?効果的な漢方薬の種類は?副作用はある?
高血圧を改善するために、漢方薬を使用している方もいます。一般的に高血圧の治療を行うために薬を使用する場合は、降圧剤を処方します。
降圧剤は西洋医学に基づいて処方される薬ですが、東洋医学では、降圧剤ではなく漢方薬を使用します。
漢方には様々な種類があり、それぞれ効能が異なりますので、高血圧に有効な漢方薬もいくつかあります。
そこで、高血圧は漢方薬で改善できるのか、また高血圧に効果的な漢方薬の種類や副作用についてまとめました。
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高血圧は漢方で改善できる?
漢方を使用することで、高血圧が改善できる可能性はあります。ただ、漢方薬は降圧剤のように直接的に血圧を下げるという効果はそれほど高くありません。
漢方の考え方としては、血圧を強制的に下げるのではなく、体のバランスを整えて血圧を正常に保つことで、血圧の上昇を防ぐというものです。
また、高血圧に伴う頭痛やめまい、肩こりや耳鳴り、疲れやだるさといった症状を抑えて不調やトラブルを改善するといった効果もあります。
そのため、漢方は高血圧を改善するというよりも、正常な血圧を保ち、体調を整えるための治療だと言えるでしょう。
高血圧に効果的な漢方薬の種類は?
高血圧に効果的な漢方薬としては、釣藤散や柴胡加竜骨牡蛎湯、七物降下湯や八味地黄丸などが代表的です。
漢方薬は、基本的に現れている症状ごとに処方されます。そのため、高血圧に有効な漢方薬といっても、症状ごとに適した漢方薬はそれぞれ異なるのです。
そのため、高血圧で漢方薬を使用する場合は、自分の症状をきちんと確認する必要があります。
釣藤散(ちょうとうさん)
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釣藤散(ちょうとうさん)は、慢性的な頭痛がある方、めまいや耳鳴り、首や肩のコリ といった症状が見られる場合に適した漢方薬です。特に、こめかみに痛みを感じやすい方、朝方に頭痛が出やすい方の場合は、釣藤散が有効とされています。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
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柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、イライラしたり、ストレスが溜まりやすい方に適した漢方薬です。柴胡加竜骨牡蛎湯は、交感神経の緊張を和らげる効果がありますので、便秘や肩こり、動悸や息切れなど、ストレスや疲れからくる諸症状に効果があります。
七物降下湯(しちもつこうかとう)
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七物降下湯(しちもつこうかとう)は、疲れやすく体調を崩しやすい虚弱体質の方に適した漢方薬です。加齢によって血圧が上昇したり、顔色が悪く、倦怠感がある、耳鳴りや肩こりが辛いという方に有効です。
八味地黄丸(はちみじおうがん)
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八味地黄丸(はちみじおうがん)は、高齢者の高血圧患者に処方されることが多い漢方薬です。八味地黄丸は、頻尿などの泌尿器系の不調、加齢に伴う動脈硬化などがある場合に適しているとされています。
漢方薬に副作用はある?
漢方薬は、自然由来で副作用はないというイメージがあると思いますが、実は全くないというわけではありません。
確かに、西洋医学で使用される西洋薬と比較すると、副作用のリスクはかなり少なくなります。
ただ、漢方薬は薬ごとに作用が異なるため、ある人によっては有効な成分であっても、他の人にとっては逆効果となる場合もあるのです。
実際に、高血圧に効果的な漢方薬であっても、漢方薬の種類や飲み合わせ、容量などによって、逆に血圧が上昇したり、むくみやめまいなどの副作用が出る場合がありますので、注意が必要です。
漢方ですぐに血圧を下げることはできない?
漢方による高血圧の治療は、血圧を下げるのではなく、安定させるという意味合いが強いため、降圧剤に比べると即効性はありません。
そのため、すぐに血圧を下げたいという場合は、漢方薬だけでは難しいと言えるでしょう。ただ、降圧剤は漢方薬に比べて副作用のリスクが高くなりますので、あまり使用したくないという方も多いのです。
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