ペットボトル症候群とは?ペットボトル症候群の症状は?発症する原因は?

ペットボトル症候群とは、糖分が含まれている飲み物を大量に飲むことで発症する急性の糖尿病の症状です。

ペットボトル症候群は、正確にはソフトドリンク・ケトアシドーシスと呼ばれ、ジュースやスポーツドリンクなどの清涼飲料水を飲むことが多い方は注意が必要となります。

そこで、ペットボトル症候群の症状にはどういったものがあるのか、また発症する原因についてまとめました。

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ペットボトル症候群とは?

ペットボトル症候群の正式名称は、ソフトドリンク・ケトアシドーシスとなります。

糖尿病の自覚がない人が喉の渇きを解消するために、糖分の含まれたペットボトル入りの飲み物を大量に摂取していたことから、ペットボトル症候群という造語が生まれました。

ペットボトル症候群は、1990年代にペットボトル入りの清涼飲料水を毎日大量に飲んでいた高校生が意識障害を起こして、病院に搬送されたことで注目されました。

そのため、特にジュースなどをよく飲む10代や20代、30代の若い年代の方は注意が必要な症状となります。

また、喉が乾きやすい暑い夏もペットボトル症候群を発症する人が増える時期となります。

ペットボトル症候群の症状は?

ペットボトル症候群の症状は、基本的には一般的な糖尿病と同じような症状となります。

顕著に見られるのは、のどの渇きですが、他にも体重減少や多尿、眠気や倦怠感、肩こりといった症状も現れます。

また、症状が悪化すると、嘔吐や腹痛、意識障害や昏睡状態に陥ることもあります。

そのため、もし清涼飲料水をよく飲む方で、思い当たる症状がある場合は、ペットボトル症候群を疑った方が良いでしょう。

ペットボトル症候群の主な症状

比較的初期の症状 のどの渇き、体重減少、多尿、眠気、倦怠感、肩こり
重症化した場合の症状 嘔吐、腹痛、意識障害(昏睡)

ペットボトル症候群は悪循環で症状が悪化しやすい

ペットボトル症候群では、糖尿病の症状の1つである喉が渇くという症状が顕著に見られます。

ただ、糖尿病の自覚がない場合、喉が渇くのは単純な水分不足だと思い、また清涼飲料水を飲みます。

そして、清涼飲料水を飲むことでさらに血糖値が上がり、また喉が渇くという悪循環に陥るのです。

そのため、ペットボトル症候群の症状は、自分では気が付かないうちにどんどん悪化していくケースが多いため、非常に危険なのです。

ペットボトル症候群を発症する原因は?

ペットボトル症候群を発症する原因は、糖分の大量摂取です。糖分が含まれるソフトドリンクを大量に飲むことで、血糖値が急激に上昇し、ペットボトル症候群を発症するのです。

どのくらいの期間、頻度で清涼飲料水を飲むとペットボトル症候群を発症するのかについては、個人差がありますので、一概には言えません。

ただ、一般的な目安としては、10%程度の糖分を含むソフトドリンクを1ヶ月以上、毎日1.5リットル以上飲んだ場合に発症する可能性が高いと言われています。

また、ペットボトル症候群は、間接的な原因として、肥満や生活習慣病などがある方が特に発症しやすい症状となります。

糖尿病予備軍はペットボトル症候群に要注意!

ペットボトル症候群は、既に糖尿病の診断を受けている方はもちろんですが、糖尿病と診断されていない、いわゆる糖尿病予備軍、隠れ糖尿病と呼ばれる方は特に注意が必要です。

糖尿病予備軍の方は、自分が糖尿病だという自覚がないため、ペットボトル症候群を発症しても、気が付かずにさらに症状を悪化させるケースが非常に多いのです。

ペットボトル症候群は、重症化すると意識障害を起こし、昏睡状態に陥る場合もありますので、もしも異常な喉の渇きを感じた場合はペットボトル症候群を疑ってみる必要があると言えるでしょう。

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